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アパレル業界、販売スタッフ不足と言われてますが
こんにちは☆アパレル・雑貨販売で働く皆さまを応援するエスピー企画です。
そろそろ、都内では日当たりの良い場所の桜はだんだん散ってきてしまってますね。
本当に満開の桜もあちらこちらで見られるので、とても良い季節ですね。
週末まで持ってほしいものです。
さて、「桜咲く」「桜散る」と言えば昔は、合格、不合格の意味を表していたようですが、最近こういう言い方はあまりしなくなったような気がしています。
最近は、アパレル販売業界の中で販売スタッフが足りていないという話がよく出てきています。
以前に比べて、求人数が増えてきている実感があります。
でも、大規模な企業で言えばワールドやTSIが不採算ブランドを撤退させたり、統廃合があったりと、売り場の数は縮小傾向にあります。
それでも、求人数が増えているのだから確実に人手不足なのでしょう。
求人が増えているのだから、売り手市場になっていて販売スタッフにとっては色々な求人の中から選べるチャンスなのかと思っていました。
ところが、販売スタッフに聞くと「人気のあるブランドは殆ど募集していないし、そういうブランドや好条件でのお仕事には応募が集中してしまうから、意外と働きたいブランドの募集はあまり無い」そうなのです。
取引先の人事担当に現状を聞いてみました。
3社のうち、1社は「今働いているスタッフに長い期間頑張ってもらえるようにしているので、新たな募集を極力行わないようにしている」とのことでした。この会社は、今働いているスタッフを大事にしていたずらに市場規模を伸ばさない方針のようです。
他の2社は殆ど同じような事を言っていました。
「確かに人手不足ではある。でも、昔にも同じように人手不足だった事があった。その時に、とにかく人数を集める事しかしなかったおかげでその後が大変だった。だから、今は人手不足でも良い人が見つからなければ採用しないつもりでいる」
との事です。
つまり、求人が増えているけれども、採用されるボーダーは殆ど変わっていないという事です。
これが現代の売り手市場の特徴です。
売り手市場だからと甘く見ていると、どこにも採用されないという事にもなりかねません。
しっかりと自分の経験やスキルと向き合ってから計画的に動く事が必要です。
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