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アパレル販売スタッフの仕事量について
こんにちは。
エスピー企画で販売スタッフとして働いているKです。
今日は、以前働いていたアパレル企業についての話なのですが、一緒に働いていた仲間等から色々と話を聞くのでその事についてお話ししたいと思います。
その会社は、外資系の企業でかなり昔から日本に有り、全国的に百貨店やアウトレット等にショップを構えている企業です。
ブームに乗ったり、一時期はテレビCMをやったりと、かなりの有名ブランドをいくつも持つ企業でしたが、リーマンショックの時に大打撃を受けます。
現在も有るブランドですが、一時期の勢いは今では無く、ブランド名を言われても「知ってはいるけれども」程度のブランド力になっています。
外資系の企業だからだと思いますが、社長は一定期間内に実績を出せないとクビになってしまいます。
そのため、リーマンショック以降、もう何人も社長が交代しているはずです。
その度に、方向性が変わってしまい、現場の販売スタッフも苦労しているようです。
現在では、販売スタッフは「残業禁止」になっているらしく、残業する場合は店長に残業許可を貰う書類に印鑑を貰う必要があります。
ただ、残業許可を多く出している店長は間違いなく上からの厳しい指導があるために、殆ど残業許可を出さなくなっているそうです。
だからと言って、仕事が終わっていない状態で帰る訳にもいかないので、サービス残業をしている販売スタッフがかなり居るそうです。
もともと、販売以外にも作業が多い事で有名だった企業なのですが、その頃と作業量は殆ど変わっていないらしく、販売スタッフの苦労も分かります。
ところが、この「残業禁止」という方針になってからというもの、それに対応できない販売スタッフが結構辞めて行ったそうです。
販売スタッフからの苦情と会社の方針に挟まれてしまった営業スタッフも、かなり退職したそうです。
ところが、それに対応している販売スタッフも居るというのです。
そういう販売スタッフは書類作成や、売上報告など、ちょっとの時間でも出来る事は接客をしながら進めて行くそうです。
もちろん、お客様や営業スタッフ等には分からないようにうまくやるみたいです。
例えばの話ですが、お客様をフィッティングにご案内したら、数十秒の待ち時間が出来ます。その間にも、進められる仕事は進めてしまうのです。
実際にアパレル販売スタッフの仕事量は、少なくないと思います。
また、接客時は集中していないと売上を上げる事はなかなかできません。
ただし、接客以外の仕事はかなり定型の仕事が多いので、上手く進めて行けばまだまだ余裕があると感じています。
上に書いたスタッフのように、ある意味「ズル賢く」仕事をする事が必要だと思います。
しかも、それはスキルアップにも繋がる事です。
もし、「ズル賢く」仕事をする事が出来ないのであれば、他の業界に転職しても結果は同じだと思います。
どの業界のどんな仕事であっても、今や「楽に成果を出せる仕事」なんてのは無くなってますから。
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