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アパレル販売の接客ファーストアプローチについて
エスピー企画で2年ほど、アパレル販売スタッフとして活躍していらっしゃるKさんにお話を伺ってきました。
Kさんは、現在(2015年1月)船橋にある百貨店のエレガンス系ブランドの販売スタッフとして活躍しています。
ここで働き始めた当初は、とにかくファーストアプローチの声掛けで苦労していたそうですが、ある事をきっかけに楽しくなったそうです。
最初は声掛けで苦労する
エスピー企画に来る前には、主に20代前半をターゲットとするカジュアル系ブランドでの接客を2年くらいしていました。
非常に忙しい売場で、接客、レジ打ち、検品、品出し、ストック整理とにかく大変だったそうです。
もう少しじっくり接客をしたいということだったので、エレガンス系のブランドを紹介して働き始める事になりました。
今までの店舗とは違い、お客様がそこまで頻繁にくる売場では無いのでしっかり接客をして商品を売っていかないといけないのですが、どうやって声掛けをしたら良いか最初のうちは全く分からなかったそうです。
店長からは、「何でも良いからとにかく話しかけなさい。例えば、天気の話でもいいし、最近の話題でもいいから。新聞、雑誌、テレビなどで使えそうな話題をストックしておきなさい。」
とのアドバイスがあったそうです。
そこで、普段読まない新聞なども、意識して読むようにしていました。
「よし、今日はこの話題で話をしてみよう」と決めていても、実際声掛けの時になると緊張してしまい不自然に「今日はいい天気ですね」とか言ってしまう毎日だったそうです。
お客様からも「何この人!」みたいな目線で見られて、完全に声掛けが怖くなってしまったそうです。
接客アプローチのコツは共感力と楽しむこと
そんなある日、自分が大好きなブランドのアクセサリーを身につけているお客様が来店されました。
どうせ、自分が用意してきた話題なんか聞いてくれないだろうと思いつつ、思い切って話しかけてみました。
「そのアクセサリー●●(ある有名ブランド)の新作ですよね。いいなぁ、私も欲しいと思ってたんですけど、なかなか手が出せなくて」
お客様は、少しびっくりしたみたいですが、しばらくアクセサリーの話で盛り上がったとのことです。
実際、その後売場の商品を全く勧めなかったので店長から怒られたそうですが、声掛けが上手く行ったので嬉しかったそうです。
それからは、自分に興味のある事を中心に、声掛けの時には何か共感できそうな事を探すようにしているそうです。
そして、何よりのコツは相手と一緒に自分も楽しむ事だそうです。
もちろん、接客をして商品を売っていかないといけないので途中から商品の話もするのですが、ファーストアプローチで上手く行けばそんなに難しくないとの事です。
最初の声掛け時点では、売る事を意識しないで楽しむ事を意識しているそうです。
そうやってしばらくやっていると、「この人はこんな話題をすると楽しいだろうな」とかお客様の求めている声掛けが何となく分かって来るようになるそうです。
Kさん「最初は難しいと思う事でも、続けてやっていればだんだん慣れてくるし、転機も必ず来るのでそれまで諦めない事が大切だと思います。」
と言ってくれました。
最初は、色々と苦労したようですが、3ヶ月くらいしてから随分と様子が変わってきた印象がありました。
今では、売場で新しいスタッフが来たら自分が苦労した時の事を笑いながら話せるようになったそうです。
次はアナタの番です。
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