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販売スタッフが怒らないようにする技術
こんにちは。
アパレル販売業界で働いている皆様を応援するエスピー企画です。
先日、エスピー企画で働いている販売スタッフが店頭でチーフと揉めたそうです。
その販売スタッフも今まで販売経験が長く、多少の事では全く動じないそうなのですがついカッとなってしまったとの事。
販売スタッフの名前はDさんとしておきます。
事の起こりは、一緒に働いているスタッフについてチーフから意見を求められた時だったそうです。
もともと、Dさんは今までの販売経歴も考えると実質サブチーフ的な立場になっていました。
もちろん、サブチーフではなくエスピー企画から派遣されているだけで、サブチーフのポジションではなく販売スタッフとして勤務するように言われていました。
しかしながら、チーフは本社とのやり取りであったり、営業との話し合いや館との話し合いなど、とにかく時間が取られて忙しい事をよく理解していました。
そのため、Dさんはサブチーフではなくとも自分が率先して売上げを作り、他の販売スタッフにもそれとなくアドバイスをしたり、お店の雰囲気をよくするために色々と気を遣ってきました。
そんなDさん頑張りを、周りの販売スタッフも良く分かってくれていました。
さて、チーフから一緒に働いているあるスタッフについての意見を求められた時に、Dさんはお店のためを思って本音で話をしました。
その販売スタッフは、今までの販売経験と現在の売場での接客に対する考え方を見ていると、売場に相応しいスタッフだとは言えなかったので思ったままをチーフに伝えたそうです。
チーフも同じように考えていたそうで、話は一旦そこで終わりました。
ところが、それから話はややこしくなります。
チーフはそのスタッフを呼び出して話をしたのですが、なんと「Dさんがあなたはこの売場に相応しくないと言ってたよ」と伝えたそうなのです。
でも、チーフ以外の売場のスタッフはDさんの今までの頑張りを見ているので、Dさんがそんな事を言うはずは無いと思い確認をしたそうです。
そんなやり取りがあったため、Dさんは店長に文句を言いました。
「私は売場のためを思って、あのスタッフについて思っている所を店長に伝えたけれども、それを直接伝えるのは店長としてNGですよね。」
と言ったところ、店長は「あなたが言った事をそのまま伝えただけ」と返したそうです。
Dさんは、店長はスタッフのマネジメントなどについても常識のある人だと思っていたけれども、このやりとりを聞いて店長についての考え方を改めました。
そして、今後はこの店長をどうやって支えていこうか本気で悩んだそうです。
ところが、この後店長はDさんをまるっきり無視するようになります。
売場でもまったく話をしないし、挨拶をしても何も答えず無視。
Dさんが必要だからと言って用意した連絡ボードを捨ててしまったりもしたそうです。
Dさんもかなり耐えたそうなのですが、連絡ボードをなぜ捨てたか店長に聞いた時に「こんなもの正直必要ないんだよね」と言われた時についに我慢できなくなったそうです。
連絡ボードは、忙しい時でもスタッフ間の連絡がスムーズに行えるようにとDさんが言ったもので、店長もその意見に同意して連絡ボードを活用していたそうです。
結局、Dさんはその場で「もうやってられません」と言ってしまい、売場を後にしてしまいました。
さて、Dさんのやってしまった事はいかなる理由があっても職場放棄になるので良い事ではありません。
心情は分からなくもありませんが、それでも耐えるべきだったと思います。
会社に言えば改善の余地もあったと思います。
ただ、人間怒りがこみ上げて来た時、それを抑えることが出来ず、その先のことを考えず感情的になってしまうというのは仕方ない事なのかも知れません。
結局、損をするのは自分だと分かっていてもその瞬間は忘れてしまうんですよね。
そんな時、良く言われるのは間をおく事です。
深呼吸するでも良いし、ちょっと起こる前に2~3秒間を空けるでも良いです。
外の空気を吸ってきたり、お手洗いに行ったり、強制的にその場から離れるのも有りです。
私が良くやっているのは、とりあえずスマホの電源を付けて起動させるです。
パスコードを入力するだけで、ちょっと指も動かせるし画面に注目するのでちょっと注意もそちらに移ります。
慣れてくると、怒りがこみ上げた時に、一瞬間を置くようになってるんです。
この技術を数日前にDさんに教えてあげたかった!
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