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ショップにいる優しいチーフ、厳しいチーフ
こんにちは。
エスピー企画で販売スタッフとして働いているKです。
最近、涼しくなったかと思えば、また暑さが戻ってきたりして、秋冬物が売れなくなりますよね。
そんな売れない時にいかに売るのかが販売スタッフの腕の見せ所という考えのチーフも居るし、売れない時は売れないという考えのチーフも居ます。
そのショップや売場の特徴は、かなりの部分がチーフの考え方が大きく反映されるものです。お店によっては、店長という呼び方をする所もありますが、このブログの中では「チーフ」で統一します。
まず、タイトルにある優しいチーフと厳しいチーフですが、どちらが良いのでしょうか?
結論から言うと、どちらとも言えません。
ただし、優しいチーフの中でも嫌われる事を恐れて言うべき事を言わないから優しいというチーフは最悪だと思っています。
基本、そういうチーフは販売スタッフを育てる事が出来ません。私は、販売スタッフを育てるのもチーフの仕事のうちだと考えています。
いつまで経っても販売スタッフが育たないと、会社側からそのスタッフは契約を切られてしまいます。もちろん、正社員で雇用されている人ならその心配は無いですが、販売スタッフで正社員雇用は本当に少ない現状があります。つまりは、チーフは販売スタッフの将来にも責任があるのです。
契約を切られる理由は様々ありますが、要はその会社に必要無いと判断されたからです。そして、その責任は店長にあると私は考えます。
次に、厳しいチーフについてですが、言うべき事を厳しく言っているのならば、良いチーフと考えます。
こういうチーフは、一見怖いと思われがちですが、販売スタッフを育ててくれるチーフである事が多いです。また、チーフより上の立場の人、例えば本社の営業や、百貨店なら百貨店の社員から理不尽な事を言われたとしても、そこに対しても言うべき事をきちんと話してくれます。
ところが、厳しいチーフの中には、ただ不平や不満を販売スタッフにぶつけているだけのチーフも居ます。このタイプはかなり厄介で、ほとんど販売スタッフを育てようともしません。さらに厄介なのは、機嫌が良い時もあり、そんな時には優しいチーフだったりもするのです。
ただし、気分にムラがあるので、販売スタッフがチーフの機嫌ばかり気にするようになり、販売どころではなくなってきます。
このタイプのお店やショップの特徴は頻繁にスタッフが入れ替わる事です。
次に、優しいチーフで、丁寧に教えてくれるタイプのチーフですが、これは私が考えるに、あまり良くないタイプのチーフです。
丁寧に教えてくれるチーフがなぜ良くないのでしょうか?
それは、教えられた通りにやっていれば失敗をしないからです。
でも、販売スタッフが成長するのは、失敗をした時なのです。失敗をした後で、そうしないためにどう動いたら良いかを教われば、しっかりと覚える上に、何故そう動かなければならないかが分かります。
でも、丁寧に教えてくれるチーフというのは、失敗しないことが何よりも重要、と考えているので仕事のやり方は知っていても売れる販売スタッフを育てる事は出来ないのです。
そして、失敗を経験してない人の言葉には説得力がなく、丁寧に教えてもらった販売スタッフは、また次の販売スタッフに教えられないという悪循環にはまります。
一番良いチーフというのは、普段は優しいけれども仕事には厳しい人です。
気さくに話しかけてくれたりたり、言いたい事を言っても大丈夫な雰囲気を作っているけれども、仕事には厳しい。
敢えて失敗をさせて、失敗について責めるけれども、責めるだけでなく次にどうしたら良いかを自分で考えさせます。
もちろん、本社や他のスタッフから何か言われたら、本気で守ってくれる。そんなチーフが良いですが、なかなか居ないのも事実です。
色んなタイプのチーフが居ますが、だいたい上のどれかに当てはまるチーフが殆どだと思います。
もし、上記の良くないチーフが居る売り場であれば、自分から成長していかなくてはなりません。
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