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売り場で文句があるならば、周りに期待しない事
こんにちは。
アパレル販売業界で働いている皆様を応援するエスピー企画です。
今日は、エスピー企画でのある販売スタッフが売場で実践している事を、研修内容を少し含めた話でご紹介したいと思います。
このブログをご覧になっている方は、少なからずアパレル販売に興味を持っている、もしくは現在アパレル業界または雑貨業界で販売をしている人が殆どだと思います。
店長、サブ、それ以外の販売スタッフ、どの立場であっても売上を上げる事には苦労していると思います。
そして、それぞれの立場の方が何かしらの不満を持っている事が多いと思います。
例えば、店長であったら「売上を上げなくてはいけないのに、スタッフ管理や本社との折衝等やる事が多すぎる」とか、
スタートしたばかりの販売スタッフだったら「売上を上げたいのに、店長やその他先輩が全然教えてくれない」とか、
他にも様々な不満、もしくは悩みを持っていると思います。
実は、その不満や悩みというのは他の人や状況に期待しているからこそ起こる事なのです。
そもそも期待していなかったら悩みの多くは生まれないのです。
例えば、仕事が多すぎる店長の件は「自分は忙しい中頑張っているし、売上についても気を配っている!という事を誰かに分かって欲しい」と期待しているのです。この期待している相手の多くは、本社のスタッフであったり一緒に働いている後輩たちであったりします。
そうすると、本社との打ち合わせの時に、担当者と「売上を取らなくちゃいけないのに、他の仕事が多すぎてそっちまで手が回りません!」等の話から入り、「何でこんなに頑張っているのに、皆さん評価してくれないのですか!」とか、「これだけやっているのに、こんな給料じゃやってられません」みたいな話になってきます。
そもそも、給料の話をしたかったのではないのにヒートアップしている内にそうなってしまうこともあるとかないとか。
では、店長で同じような状況でも周りに期待していない人はどうなるでしょうか?
本社との打ち合わせの時に、担当者に「店長としての仕事が多いから、売上を取る事まで一緒にはできません。店長としての仕事を見直してください。それが無理なら、今のまま売上を取る事は出来ないのでそれについては文句を言わないでください。」
例えばの話ですが、期待していないからこそこんな事を話したりします。
つまり、周りに期待してしまう人というのは、自分が「こうしたい!」と思ったように周りが動いてくれると思ってしまいます。
上手く行く場合もあるのですが、大抵は自分が思ったようには周りは動かない事の方が多いのです。
そこで、不満や悩みが生まれます。
周りに期待していない人というのは、自分が「こうしたい!」と思ったら、周りがどうやったらそのように動いてくれるかを考えます。しかも、複数の事を同時に起こそうとするとなかなか難しいというのも分かっているため、ポイントを一つに絞って行く事が多いです。
先ほどの店長としての仕事については、「店長としての仕事量の見直し」にポイントを絞っています。
そうすると、相手は見直しをせざるを得なくなります、もし見直しをしなかった場合でも売上についての文句が言いにくい状況を作ることが出来ます。
もちろん、これをやり過ぎると会社から必要ないスタッフとして認識されてしまうのでバランスは上手く保つ必要があります。
最後にまとめとして大事な事をお伝えします。
自分が期待するほどに相手は動いてくれません。これは経験として、殆どの人が納得してくれるでしょう。
だからこそ、相手に期待をせず、動かざるを得ない状況に持って行くというのは一つの手です。
もし、自分が期待した通り、もしくはそれ以上の動きをしてくれる相手が居たらどうでしょうか?
そんな人の一人や二人、今までに居たことはありませんか?
そんな人が、多くの人から尊敬され、会社や社会から本当に必要とされるごく少数の人達なのです。
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