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交渉するとき疑問文を使うのは気をつけよう
こんにちは。アパレル販売で働く皆様を応援するエスピー企画です。
今日は、販売の現場で働いているスタッフから「ショップの店長が話を聞いてくれないんです」と言われました。
そのスタッフは、海外旅行が好きなので連休が欲しいのですが、店長はシフトで回している以上連休は無理と言って聞いてくれないそうです。
もちろん、そのスタッフもセール等の忙しい時期に休みが欲しいと言っているのではなく、時期やスタッフの休み等も考えた上で言っています。
しかも、来週や来月ではなくて3ヶ月以上前に話をしているのです。
疑問文を使ってはダメ
しかし、このスタッフは店長に連休が欲しいと話をする時に疑問文で聞いてしまったそうです。
「旅行に行きたいので、○月の○日くらいから連休を頂けませんか?」
疑問文は、相手にYESかNOを言わせる事になります。
この場合は旅行に行くための連休を取るのが目的なのに、肝心の連休については相手に判断をゆだねてしまっています。
なので、ここでNOを言われてしまったら、そこで連休を取れなくなってしまいます。
連休を取らせてくれないと言っても、自分が言った事によって連休を取れなくしてしまっているのです。
この場合は、連休を取る前提で話をした上で店長と交渉するべきでした。
「○月の○日から旅行に行きたいので、連休を取らせてください。この時期はセールも無くて売上げも取りにくい時期だと思って、この時期にしました。突然言われても困ると思って、3ヶ月以上前に話をさせて頂きます。」
このように言えば、NOとは言えません。
あとは、店長とどのような交渉をするかです。
連休取る代わりに、他の部分で出勤をして欲しいと言われたらある程度従う必要があるでしょう。
一番大事な部分での譲歩はしないという姿勢も必要ですが、交渉ではそれ以外の所は譲歩する必要もあります。
交渉を出来るような雰囲気作りも必要
今回のケースは海外旅行に行くための連休が欲しいという話でしたが、他にも色々と交渉が必要になってくる場合もあるでしょう。
そんな時に重要になってくるのが、それまでの雰囲気作りです。
必要以上に仲良くなる必要はありませんが、ビジネス上で仲良くしていると交渉自体も楽に進めることが出来ます。
海外旅行に行くための連休についても店長とそれなりに仲良くなっていれば、もし疑問文で聞いたとしてもOKが出たかもしれません。
雰囲気作りというのは人それぞれですが、店長が「この人と一緒に仕事をしたい」といかに思わせるかです。
それは、売上げについて貢献するでも良いし、売場の雰囲気を良くするでも良いですし、何でも良いのです。
店長が苦手としている所を補う動きが出来るのが一番簡単かもしれません。
このような話をすると、多くの販売スタッフは「そこまで大変な思いをして、店長に気に入られたいとも思わない」と言います。
もし、そう思うのであれば様々な休みについてであったり、色々な意見についてはなかなか聞いてもらえないものと思ったほうが良いです。
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