-
営業同士で意見の衝突(営業日誌、その135)
こんにちは。
エスピー企画でコーディネーター兼営業として働いているYです。
先日、営業の先輩が販売スタッフからの相談を受けたそうです。
相談してきた販売スタッフは以前に私も会ったことが有り、とっても感じの良いスタッフでした。
私を含めた数人で飲みに行った事もあり、ちょっと思い入れがありました。
そしてその相談の内容とは、「以前一緒に働いていた職場の先輩から、別の職場で働いてみないか」と誘われたそうです。
その会社は、同じ販売の職種なので、今までの経験も活かすことが出来るそうです。
職場の先輩からのお誘いだったので、本格的にそのお仕事内容について聞いてみたそうです。
お仕事内容については殆ど同じ販売の仕事で、商品の価格帯は今の職場よりも安い物が多く売りやすいとのこと。
そして、給与の条件がびっくりするくらい良いのです。
最初の半年間は試用期間としての採用になるけれども、それでも今の給料よりも軽く5万円以上は出ます。
そして、半年を過ぎたら正式採用になり、条件についても更に良くなるという約束だそうです。
更にボーナスも支給されるとの事。
実際に、誘ってくれたという職場の先輩は、今でもかなりの金額の給料を貰っているそうです。
その会社についてネットで調べてみたところ、中国などのアジア方面でアパレル事業をやっている会社みたいです。
そして、つい最近日本でも店舗展開を始めているようです。
社長が中国人で、今までは催事などで何度か店舗を出していたそうですが、そこそこの売上げが取れるので常設店舗を展開することになったそうです。
私は、この話を聞いた瞬間に「怪しい」と思ってしまいました。
まず、販売スタッフの人件費やテナント料、それから商品の値段を考えた上で、利益を出すとしたら一ヶ月の売上げは相当出さなくてはならないはずです。
販売スタッフが今、働いている会社もかなり忙しい職場なのですが、その忙しい職場以上に売らなくてはならないはずです。
単価が低いという事は、量を裁いていかなくてはなりません。
何か裏があるような気がしてならないのです。
給料に関して、半年を過ぎたら条件変更で完全歩合制にするとか、そんな条件を出してくるかもしれないと思ってしまいます。
実際に、そんな会社に勤めたことがある人も居たので、心配でしょうがないのです。
結局、その販売スタッフは新しい会社に転職する事になりました。
でも、私は転職するのは思い止まって欲しかったです。
大変な思いをするのが目に見えているからです。
本人が辛い思いをするのもそうですが、その後暫くは人間不信になると思います。
もちろん、辛い思いをしてそこから復活すれば、前よりも人間として一回り成長するのでしょうが、そんな事で成長しなくていいと思います。
結局、営業の先輩も、そのスタッフの話を聞いて一旦止めはしたそうですが、「本人の意思を尊重する」と言って強くは止めなかったそうです。
私は、どんな手を使ってでも止めてあげるべきだと思っていたので、しばらくその先輩とバトルしてました。
でも、結局の所「本人が選んだ道なんだから、会社がどうこう言っても仕方ない」という事になり落ち着きました。
関連記事
