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百貨店等の商業施設、今後の予測
こんにちは。
アパレル・雑貨販売で働く皆さまを応援するエスピー企画です。
ここ最近の話ですが、千葉にある商業施設のクローズが次々と発表されているようです。
少し前の話にはなりますが、そごう柏店が閉店しました。そして、三越千葉店も閉店となってしまいました。
これから閉店する店舗として(平成29年10月現在)、西武船橋店、そして伊勢丹松戸店などもあります。
商業施設として売上げを上げるための工夫を色々としているのでしょうが、そもそも景気が回復していない中で消費が伸びるはずもありません。
お金を持っている人でさえ、将来的不安もあって貯蓄に回してしまう時代です。
そうなってくると、デパート等の商業施設はいかにして人を呼び込むかにかかっているのでしょう。
消費にお金を回さない時代に、客単価を上げようという戦略を取らなくてはいけないのであれば、かなり厳しいと考えてよいのでしょう。
ここで、先ほどのクローズした店舗について考えてみると、どこも大きな商業施設を複数持っているという特徴が有ります。
柏には高島屋があります。近隣の流山おおたかの森や柏の葉キャンパスには大きな商業施設がありますよね。
千葉には、もちろん駅前にそごうがあります。
船橋には、東武百貨店があり、少し離れてはいるものの南船橋にはららぽーとがありますよね。
松戸には、駅前にアトレがあります。
地方の商業施設は、やはり都心に比べてお客様の絶対数が少ないです。
横浜からわざわざ千葉のデパートまで買い物に行く人は居ません。
そんな絶対数が少ない中お客様を取り合っているのだから、よっぽどの事が無い限りどちらかが先に倒れてしまいますよね。
千葉の方ではついに、消耗戦が始まっているようです。
先日、千葉ペリエがオープンしましたね。
駅直結で便利なので、今度は千葉そごうが大変になるかもしれませんね。
そう考えると、都心から少し離れた地方の駅に複数の商業施設がある所は、今後集約されていく可能性が非常に高いですね。
浦和も、伊勢丹とパルコ、どちらかに集約されていくかもしれないですね。
大宮も人は集まりますが、商業施設が多すぎる気がしますね。
ルミネに丸井、デパートだとそごう、高島屋、他にもありますよね。
そして横浜なんかも結構やばいかもしれませんね。
実は、閉店する店舗は何となく分かるんです。
営業で色んな商業施設を回っていると、その商業施設の空気で何となく分かります。
お客様の入りとかもあるんですが、それ以上に雰囲気で感じるのです。
客の入りが少なくても、まだ活気がある所は大丈夫です。
問題なのは、活気が無く、全体的に「死んでいる」と感じている商業施設です。
残念ながら、そういう施設は結構あります。
浦和、大宮、横浜と具体的に地名を出したのは、そういう商業施設があるからです。
一時期、次々と商業施設がオープンしていた時期がありましたが、完璧に今そのツケが回って来てますね。
こればかりは、販売員がいくら頑張っても限界があります。
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