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均衡待遇とやらが進むとどうなるでしょうか
こんにちは。
アパレル・雑貨販売業界で働いている皆様を応援するエスピー企画です。
派遣で働いている人であれば、「均衡待遇」という言葉は聞いた事があると思います。
同じ仕事をしているのであれば、賃金や待遇等を出来るだけ同じようにするという内容です。
つまり、派遣と社員では待遇が違うという事を言いたいのでしょう。
もちろん、派遣の方が待遇が悪いという事を暗に言っているのでしょう。
実際に、派遣の方が待遇が悪いのでしょうか?
エスピー企画ではアパレル業界、その中でも販売スタッフがメインの派遣会社なので、その業界以外の事は分かりません。
でも、アパレル業界の販売スタッフに限って言えば、派遣の方が断然待遇が良いです。
常識で考えれば分かりそうな事ですよね。
社員であれば、仮に働いている店舗がクローズになったとしても他の店舗で働けます。
派遣の場合は、店舗がクローズになった場合、契約更新が無いという事も有り得ます。
つまり、派遣の方が不安定なのです。
そもそも不安定な働き方なのに、待遇が社員よりも悪かったら誰も派遣で働こうなんて考えないはずです。
しかも、アパレル販売の業界では販売スタッフが不足しているので、メリットが無ければわざわざ不安定な職業を選ぶ人がそんなに居る訳がありません。
アパレル業界以外でも、人材不足と言われて久しいのでこれは他の業界でもそんなに変わらないのではないでしょうか。
それでも「均衡待遇」を進めるようにしているのはなぜでしょうか?
以前に、日本郵政が正規雇用と非正規雇用の格差是正をするために、正規雇用に認められていた住宅手当を廃止するという決定をしました。
この流れが拡大するのは間違いないと思います。
格差是正のために、今まで認められていない人に手当を認めるのではなく、今まで認められていた人の手当てを廃止したのです。
これならば、確かに格差は是正される事でしょう。
アパレル業界や服飾雑貨の業界で言えば、減収減益で苦しんでいる会社が多く最終的には赤字になっている会社さえあります。
そんな体力が無い会社が、今までよりも賃金を多くする方向に進むわけがありません。
出来れば、少なくしていきたいのが本音でしょう。
そのためには、均衡待遇という名目で、多く払っている方の支出を抑えるのが一番手っ取り早いでしょう。
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