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景気はちっとも良くなってないから
こんにちは。
アパレル・雑貨販売業界で働いている皆様を応援するエスピー企画です。
この時期になると、また冬のボーナスがどうのこうのニュースになる時期ですね。
多分、今年も景気が良いニュースばかりで、増加傾向にあるという結果になるんでしょうね。
ちなみに、エスピー企画は社員もボーナスはありません。
(会社が好調ならば考えるとは言ってくれているものの、まずは派遣スタッフからだそうです。)
毎年ボーナスの時期になると、これだけ景気の良いニュースが流れてきているのに実感が無いのでしょうか?
色々と調べてみました。
大企業のボーナスしか調べてない
どうやって調べたのか全く書いていない情報は信用できないので無視しました。
そして「ボーナスの平均額は○十万円で昨年に比べ微増にあった」みたいな景気の良い内容の場合、大体の調査が大企業しか調べてないんですよ。
少しは信用できそうな、日経の調査だって「上場企業と有力企業2000社程度からアンケート調査」とか明記しているし。
400万以上の会社がある中の2000社だから、0.05%でしょ。
さらに、回答があったのが半分以下のようなので単純に1000社が答えたとしても0.0025%。
こんなに僅かな会社を調べて、日本の景気が良くなっているみたいに言われてもどうにも納得がいかないですね。
倒産件数がバブル期並みに減っている
倒産が減っているのだから、景気が良くなっているという話です。
これは一見正しそうに思えるし、実際にそうなんだと思っていました。
ところがあるセミナーを受けたら、倒産件数が減った理由は景気が良くなったからでは無いと言われました。
ここ最近、「休業や廃業する会社が増えているから倒産件数が減っている」との事でした。
簡単に言うと、倒産する前に辞めてしまうのです。
黒字なのに廃業してしまう本当の理由
最近、ニュースでも取り上げられるようになってきた「黒字なのに廃業する会社」があります。
ニュースでは「後継者が居ない等の理由で、黒字であっても廃業を余儀なくされる」と必ず言います。
いわゆる跡継ぎが居ないから廃業するという場合はごく稀にあります。
でも、圧倒的に多いのは「赤字になる前に廃業する」です。
今までやって来れたけれども、売り上げも下がってきた、今後増える見込みもない。
このままやっていたらいつか赤字になり借金を背負う事になるのは目に見えてる。
それだったら、借金を背負う前に辞めてしまおう。
という理由です。
実は、この現実を私は何度も目の当たりにしているのでる。
このブログを書いている平成30年12月現在、エスピー企画では派遣スタッフだけでなく、営業、コーディネーターも募集しています。
自分で会社をやっていたけれども廃業して仕事を探している人、新しい仕事が決まった時点で今の仕事を廃業するという人、平成30年だけでも4人居ました。
私が会っただけでも4人だったので、他の営業も含めるともっと多い事でしょう。
結局景気は良くない
廃業が多いというのは、景気が良くないと判断しているからです。
景気が良くなっていれば、今は苦しくても将来的に儲かる事を夢見て会社を続けていく人が多いはずです。
ちなみに、私たちアパレル関係の派遣会社は景気が良いか悪いかを、ある所で判断しています。
知っている人は知っていると思いますが、それは「メンズ売場」の活気です。
メンズ売場が活気がある時は景気が良くなっている時です。
なぜ、そう言えるのかは考えてみてください。
メンズ売場の活気、ここ数年全く良かった時がありませんね。
そして、今も活気がある売場ほとんど見る事ができません。
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