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景気の良い話は夢と消えました(営業日誌、その144)
こんにちは。
エスピー企画でコーディネーター兼営業として働いているYです。
1年少し前、エスピー企画で販売スタッフとして働いていた人が、保険の外交員の仕事に転職したというブログを書きました。
この時、私は保険の外交員への転職を本気で考えていました。
実際に、エスピー企画の信頼できる上司に転職の相談をしに行ったのです。
上司は「1年間待った方が良い。その転職したスタッフが1年後に、どれだけ稼いでいるかを聞いて判断した方が良い」とアドバイスしてくれました。
この時、「私がエスピー企画を退職したら困るから、退職を先延ばしにしているだけだ」と本気で思っていました。
しかし、この上司にはかなりお世話になっていたし、今までに言っている事もほとんど間違った事を言っていなかったので、1年間待つことにしました。
そして、去年の年末にその保険の外交員と会って話をする事にしました。
そうしたら、希望に満ちた昨年の話とは全然違う現実がありました。
基本給17万円、新規の契約を獲得するごとにインセンティブが付くという話は間違いないそうです。
そして、契約を取りに行く営業活動が主な仕事だから、必要が無ければ会社に来なくても良いというのも間違っていないそうです。
ところが、保険を売り込むにも法人に売り込むのは至難の技だそうです。
そうするとターゲットは個人になるので、基本的に営業が出来るのは土日祝日、平日の場合は夜がメインとなってしまうそうです。
基本給17万円というのも、最初の1年間だけだそうです。
それ以降、営業成績や仕事ぶり等を総合的に判断して再度値段を決めなおされるらしいです。
最初の1年間で新規の契約が1件も取れなかったので、基本給17万円しか入って来ず、手取りは15万を切っていて生活が苦しくなってきたとか。
しかも、1年後の見直しで基本給が15万円になってしまったため、このままでは生活が厳しくなってきたそうです。
同期で入社した人も半数近くは半年で辞めてしまったそうです。
このまま定年まで働いていたら、明らかに生活が破たんしてしまうので、今は他の仕事を探し始めてるとか。
結局、私は保険の外交員に転職する話を断りました。
当然ですよね。
結局、上司の言う通りにしておいて良かったと今でも感謝しています。
上司は保険業界の人とも交流があるらしく、ある程度業界の事を知っていたそうです。
保険の外交員は、よっぽどの能力が無いと生計を立てられるだけの収入を得ることが難しいそうです。
だから基本的に男性の採用はよっぽどの事が無い限りしないそうです。
結婚している女性ならば一人で生計を立てられる収入が無くても仕事を続けられるから、保険の外交員には女性が多いそうです。
残念ながら、景気の良い話には必ず裏があると考えた方が良いと、改めて勉強する事になりました。
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