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ちょっと変わった派遣会社の話
こんばんは。アパレル販売業界で働く皆さまを応援するエスピー企画です。
私も、エスピー企画のコーディネーターとして働き始めるまでは、派遣会社なんて必要ないと思ってました。
だって、スタッフの給料をピンハネして儲けてる訳ですから。
でも、派遣会社側で働いてみると派遣スタッフ1人に対する儲けってこんなに少ないの?とびっくりしたもんです。
派遣スタッフとして働いていた時は、半分くらいピンハネされていると思ってましたがそんな事はありませんでした。
会社にもよると思いますが、エスピー企画では給料の5分の1くらいピンハネしてます。
そのピンハネ分から、各種経費を払っていくと大体2~4%くらい会社に残ります。
おおよその目安ですが、額面20万の給料だったら派遣会社は4千~8千円くらい儲けてるって事です。
実際に派遣会社で働く側になってから、ピンハネした全額が会社の儲けになる訳ではない事も分かりました。
最初は派遣会社側で働く事が決まった時「ラッキー、楽してがっぽり儲ける事が出来る!」と思ったんですけどね。
意外にも「大変な割に、あんまり儲からない」でした。
今は、アパレル業界がかなり厳しい状況にあります。
そんな厳しいアパレル業界に特化している派遣会社です。
会社としてはアパレル業界を何とか人材面から盛り上げていこうと考えていますが、そもそも給料や条件を良くしないと良い人材は集まりません。
だからと言って取引先にもっとお金を払えるだけの余裕が無い事も分かっているのです。
こんな負のスパイラルなので将来性も無いと思って、すぐに退職するつもりでいました。
そんな時、ある派遣の販売スタッフとランチに行きました。
店長とそりが合わないみたいで、ランチの間ずっと店長の悪口ばかり言ってました。
悪口を聞くのに疲れてしまい、もうこの仕事を辞めようと決意しました。
でも、その直後にスタッフから「何だか一人で喋っててすみません。ちょっと元気が出ました!」とメールが入りました。
何だか、そのメールに救われたような気がしてもうちょっと頑張ってみようと思ったのです。
そのスタッフは、私とランチに行った時に仕事を辞めるつもりでいたそうです。
でも、店長の悪口を言っているうちに、自分でも店長の事を整理する事が出来たそうで「実は良い人なんじゃないか」と思って接し方を変えたそうです。
その後、店長と仲良くなって2人でアンジェラ・アキのコンサートにも行ったとか。(チケット代店長が奢ってくれたそうです)
私とランチに行かなかったら、この人は店長と仲良くなる事も無かっただろうし、良い仕事をしたような気になったんです。
この事があってから、この仕事は厳しいけれどもとてもやりがいのある仕事だと思ったのです。
私たちエスピー企画の営業やコーディネーターは条件や給料以外で何かできる事は無いか日々考えています。
もっと給料を上げる方法は無いか?
もっときめ細かいフォローが出来ないか?
とっさの時の相談相手になるにはどうしたら良いか?
会社は基本的にいかにお金を稼ぐかが重要です。
でも、エスピー企画って販売スタッフに出来る事を中心に仕事を組み立てて良いという、ちょっと変わった派遣会社だと思ってます。
そんな会社があっても良いかと最近思うようになりました。
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