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派遣スタッフはブラックな働き方になりにくい
こんにちは。エスピー企画で派遣のコーディネーターとして働いているMと申します。
先日、ブログを書くように言われたのですが、ちょっと上司が考えていた内容とかなりずれていたようです。
何を書いてよいか分からなかったので「派遣会社がどうして存在しているのか、その仕事や良い所も含めて書いてみれば」と言われました。
私は、言われた通りに書いたつもりだったんですけどね。
さて、今回は派遣スタッフはブラックな労働になる事があまり無い事を説明します。
派遣スタッフって、なかなか珍しい雇用だと思いますね。
だって、働いている会社と給料を払ってくれる会社が違うんですから。
そのおかげで、派遣先の会社は直接雇用するよりも多くのお金を派遣会社に払わなくてはいけなくなるんです。
そのデメリットがあっても派遣スタッフを受け入れる理由があるのです。
アパレル業界に特有な事もあるので、他の業界では違う可能性もあります。
その1、そもそも直接雇用スタッフが集まらない
アルバイトや場合によっては社員で募集をしても、アパレル業界の販売職はなかなか集まらないという現状があります。
なので、本当は直接雇用したいけれども派遣会社に頼むという理由です。
その2、店舗の増減に対応できる
アパレル業界では、業績の良い店舗には人員をより多く配置し、業績の悪い店舗は撤退していきます。
問題は、撤退の時です。
直接雇用の場合、店舗撤退で働く場所が無くなっても会社としては雇用し続けなくてはなりません。
都合よく人手不足の店舗があれば良いですが、どの店舗もスタッフが居る場合には必要のない販売スタッフをどこかに配置しなくてはならないのです。
人件費は利益を直撃するので、無駄に人員を配置するのは避けたいのです。
主にこの2つだと思います。
正社員を雇うより、派遣スタッフの方がコストが安いという意見もありますが、基本は派遣会社に払うマージン(手数料みたいなもの)があるので安くはなりません。
あと、経理の人から聞いた話では、派遣スタッフは経理上「人件費」ではなく「外注費」になるのだそうです。
つまり、「私たちは人件費を~%カットしました」みたいな事を言って、実際は派遣スタッフに置き換えただけ。
こんな事にも使われてるんですね。
さて、本題に戻ります。
派遣スタッフは、派遣先の会社で働きながら給料は派遣会社からでます。
派遣先での勤務は派遣会社に伝わるので、違法な労働をさせたら派遣会社に伝わってしまいます。
また、直接雇用よりもコストがかかるために、派遣スタッフに無駄な仕事をさせたくないのです。
そうすると職場環境を見直す事にもつながります。
派遣から直接雇用への話も
派遣会社を使うもう一つの理由が、「良いスタッフのみを直接雇用にしたい」です。
会社の社風と合うかどうかなんて、実際に働いてみないと分かりません。
そこで、いきなり直接雇用をするのではなく、派遣スタッフとして働いてみてから直接雇用を考えるという事が出来ます。
ここには、いくつか気を付けなくてはならない事もあります。
それについては、次回また書いてみたいと思います。
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